咲耶 sakuya(伊豆産山桜はちみつ)
採蜜シーズン 4月上旬から中旬
「さくら」の語源の一つと考えている此花咲耶姫は古事記にも登場する美しいお姫様。
口に含んだ瞬間、ふくよかな香りが漂います。
村上養蜂ビーハイブではシーズンの一番初めに採る花の蜜が『山桜』です。
4月の上旬から中旬に伊豆のお山は『山桜』でやさしい桜色に色付きます。
野生種の桜は色の濃淡から早咲きに遅咲きと、実に個性豊かです。
中でも大本命は『オオシマザクラ』
ソメイヨシノの片親にあたり、花が多くつき鮮やかな緑の葉が花と一緒に出ますので、見た目もとても華やかです。
数ある桜の種類の中でもこの『オオシマザクラ』は流蜜が太く、特に香りのよい良蜜が採れるのです。
この『オオシマザクラ』は伊豆大島が原産とのこと。
和菓子の桜餅を包んでいるのがこのオオシマザクラの葉。
独特の芳香は採れたはちみつにもしっかりと現れます。
ビーハイブのさくらの蜂蜜が美味しいと言っていただけるのは、この『オオシマザクラ』によるところが大きいのですね。
年によっては『オオシマサクラ』と『ソメイヨシノ』が同時に咲いてしまうことも。
そんな年のさくら蜂蜜は優しいほのかな香りになります。
天の采配 毎年どんなはちみつが採れるか楽しみなのです